ストリーミング配信のロイヤリティをめぐってDomino Recordsに対し訴訟を起こしていることが報道されていた、フォー・テット(Four Tet)ことキーラン・ヘブデンが、当該アルバムがストリーミングサービスから削除されていることについてSNSにてコメントしました。
対象のアルバムは2001年から2005年にかけて Domino Records からリリースした、『 Pause 』、『 Rounds』、『 Everything Ecstatic 』の3枚です。 キーラン・ヘブデン のコメントにあるように、これらのアルバムはSpotify等のストリーミングサービスでは現在聴くことができません。
これについて、「Domino recordsが私の3枚のアルバムを、デジタルおよびストリーミングサービスから削除したことにとても動揺しています。これは私にとって心を痛めることです。人々はなぜ音楽をストリーミングできないのかと尋ねてきており、それが私の手に負えないと言わざるを得ないのは悲しいことです。」とTwitterでコメントしました。
また、この件について以下のようにも述べています。
「私は20年以上前にドミノと契約しましたが、ストリーミングとダウンロードは私たちが考えていたものになる前の時期でした。」
「私は、ドミノを運営している人々を私の友人であり、素晴らしい音楽コミュニティを作ることに挑戦していると考えました。その結果、ドミノは私のアルバムを3枚の権利を永久に所有しています。私が作成した音楽は、私にとっても多くの人にとっても重要です。」
「音楽業界では、ストリーミング時代のお金の分配に問題があると思いますし、アーティストがもっと公平な取引を求めることができる時期だと思います。」
「可能な限り現状を変えることに挑戦する時が来ました。私はお金によって動かされていませんが、単に不公平な経験をしているときは、立ち向かわなければなりません。」
報道によると、 本訴訟は、 過去のストリーミングとダウンロードのロイヤリティの請求についての損害賠償と費用、および、争われているロイヤリティ率について審理されます。
また、ツイートによると、今回の削除は、2022年1月18日に法廷で審理されることを前提としてのものであり、事前にドミノの法定代理人からの発表を受け、 キーラン・ヘブデン はそれに同意していませんでした。