- 1. 『ホーム・アローン2』(原題:Home Alone 2: Lost in New York)の音楽について
- 1.1. 「Cool Jerk」 The Capitols
- 1.2. 「My Christmas Tree」 The Home Alone Children's Choir
- 1.3. 「Christmas All Over Again」 Tom Petty And The Heartbreakers
- 1.4. 「All Alone On Christmas」 Darlene Love
- 1.5. 「Jingle Bell Rock」 Bobby Helms
- 1.6. 「The Most Wonderful Time Of The Year」 Andy Williams
- 1.7. 「Christmas Star」 John Williams
- 1.8. 「It's Beginning To Look A Lot Like Christmas」 Johnny Mathis
- 1.9. 「Sleigh Ride」 TLC
- 1.10. 「Merry Christmas,Merry Christmas」 John Williams
- 2. ■映画『ホーム・アローン2』予告編映像
『ホーム・アローン2』(原題:Home Alone 2: Lost in New York)の音楽について
大ヒットを記録したアメリカのコメディ映画『ホーム・アローン』(1990公開)の続編『ホーム・アローン2』は1992年公開されました。主演は一作目から引き続きマコーレー・カルキン。国内の配給収入は約25億円というヒット作になりました。クリスマス映画につき、定番曲を中心としたクリスマスソングが多く使用されています。
本作の音楽を担当しているジョン・ウィリアムスはニューヨーク出身の作曲家、指揮者、ピアニストで、『スター・ウォーズ』、『シンドラーのリスト』、『未知との遭遇』、『スーパーマン』、『E.T.』、『インディ・ジョーンズ』、『ホーム・アローン』、『ジョーズ』、『ジュラシック・パーク』、『ハリー・ポッター』などジョージ・ルーカスやスティーヴン・スピルバーグ監督作品を中心にの多くの映画音楽を作曲している巨匠です。
※以下、映画のシーンとともに曲を紹介していますので、ネタバレにご注意ください。
「Cool Jerk」 The Capitols
シカゴ在住のマカリスター家は、親戚一同でクリスマス休暇にフロリダ旅行を計画していた。出発前日に、ケビン(マコーレー・カルキン)の叔父フランク(ゲリー・バンマン)がシャワーを浴びながら歌っていたのが「クールジャーク」です。この曲はデトロイトのソウルトリオ、キャピトルズが1966年に発表しビルボードチャートでヒットしたシングルです。
「My Christmas Tree」 The Home Alone Children's Choir
小学校で開催されたクリスマス会にて、ステージ上でケビンらが歌っていた曲です。せっかくのケビンのソロパートをバズが・・・
「Christmas All Over Again」 Tom Petty And The Heartbreakers
ケビンは、間違って父ピーター(ジョン・ハード)と同じコートを着た男性を追ったことにより、一人だけニューヨーク行きの飛行機に乗り間違えてしまいます。飛行機が出発するシーンで使用されているのがこの曲です。
「All Alone On Christmas」 Darlene Love
ケビンが1人でニューヨークの町を観光するシーンで使用されています。
プロデューサーのフィル・スペクターに歌唱力を高く評価され見出されたシンガー、ダーレン・ラヴ( Darlene Love )が唄う「All Alone On Christmas」ですが、このPVの中にもケビン(マコーレー・カルキン)およびホーム・アローン2の映像が出てきます。
「Jingle Bell Rock」 Bobby Helms
プラザホテルの室内プールに、ケビンが飛び込むシーンでこの曲が使用されています。ちなみにロケ当時のニューヨークプラザホテル の所有者はあのドナルド・トランプ氏。映画の中でもケビンにフロントの場所を聞かれる男性役として出演しています。
アメリカのカントリーミュージック歌手であるボビー・ヘルムズは、1957年にリリースしたこのクリスマス・ソングの定番 「Jingle Bell Rock」で最もよく知られています。
「The Most Wonderful Time Of The Year」 Andy Williams
ケビンを除くマカリスター家の一同がフロリダのドルフィン荘に到着した時に使用されているのが、クリスマスソングの定番「The Most Wonderful Time Of The Year」です。
アメリカのポピュラー歌手であるアンディ・ウィリアムスは自らの名前を冠した音楽バラエティ番組『アンディ・ウィリアムス・ショー』を放映し、エミー賞を3度受賞したほか、多くのプラチナ・ディスクやゴールド・ディスクを送られています。
「Christmas Star」 John Williams
ケビンはニューヨークのプラザホテルの部屋から外を眺め、離れてしまっている家族におやすみの挨拶をする。ケビンの母親ケイト(キャサリン・オハラ)もまた同じように、フロリダのホテルで窓の外を眺めながらケビンのことを考えているというシーンで使用されているのがこの曲です。
また、鳩おばさん(ブレンダ・フリッカー)と会話したケビンが、街を眺めるシーンでもこの曲が使用されています。
「It's Beginning To Look A Lot Like Christmas」 Johnny Mathis
ケビンはリムジンに乗り込みピザを食べながら、おもちゃ屋「ダンカンのおもちゃデパート」へ向かう。その時に使用されているのがこの曲です。1951年にメレディス・ウィルソンが発表したクリスマス・ソングで、本作で使用されているのはジョニー・マティス が唄ったバージョンです。
ジョニー・マティス はデビュー直後、立て続けに発表したシングルがチャートを賑わせた世界的に有名なシンガーです。そして、リリースされたアルバムの多くは、ゴールド・ディスク、プラチナ・ディスクとなっています。
「Sleigh Ride」 TLC
ニューヨークの街の中でケビンを探す母ケイトが、パトカーに乗っている警官に話しかけているシーンでこの曲が流れています。
「Merry Christmas,Merry Christmas」 John Williams
本作の音楽を担当しているジョン・ウィリアムスが手掛けた楽曲がエンドクレジットで使用されています。