【挿入歌】映画『トムとジェリー』(2021)で流れる曲まとめ（原題：Tom and Jerry）

映画『トムとジェリー』（原題：Tom and Jerry） の主題歌、エンディング曲、挿入歌を紹介

2021年公開、アメリカの実写アニメーション・スラップスティック・コメディ映画 『トムとジェリー』の挿入歌を、シーン解説とともに紹介していきます。 劇場用映画としては、1992年に公開された『トムとジェリーの大冒険』に続く2作目となります。実写の出演は『キック・アス』で“ヒット・ガール”を演じたクロエ・グレース・モレッツ、『ミリオンダラー・ベイビー』などのマイケル・ペーニャなど。

※以下、映画のシーンとともに挿入歌を紹介していますので、ネタバレにご注意ください。

映画『トムとジェリー』 挿入歌　Pick Up!

「Can I Kick It？」 A Tribe Called Quest

いきなりのア・トライブ・コールド・クエスト「Can I Kick It？」に乗って、期待が高まるオープニング。ルー・リード「ワイルドサイドを歩け」をサンプリングした大名曲です。

キーボードを持ったトムは、列車に乗ってマンハッタンを目指している。同じ頃、ネズミのジェリーもまたマンハッタンで物件を探すもボロボロの車を紹介されたりと散々。このあたりもBGMで流れる 「ワイルドサイドを歩け」 の世界観とマッチする最高の選曲。

1990年リリース、グループのファースト・アルバム『ピープルズ・インスティンクティヴ・トラヴェルズ・アンド・ザ・パスズ・オブ・リズム（People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm）』に収録。アルバムからの3枚目のシングルカットとなった「Can I KIck It?」は、ナイキのCMに使用されグループの出世作となりました。

『Queso』 Pell

ジェリーはロイヤル・ゲート・ホテルの奥に入り込み、通風口に居場所を確保する。新居をかまえて、家具をならべくつろぐシーンで使用されています。

『Don't Sweat The Technique』 Eric B & Rakim

トムとジェリーが客室の中で追いかけっこ。酒、アイロン、カーテン、照明、シャンデリア、ドア、ベッド、それらを破壊し部屋中めちゃくちゃになる。その喧嘩の最中にこの曲が使用されています。

ここでもヒップホップレジェンドである Eric B & Rakim を起用。
1992年リリースのアルバム『Don't Sweat the Technique』のタイトル曲です。

『Jungle』 TedLo

ケイラ（クロエ・グレース・モレッツ）の提案から、ネズミ（ジェリー）を駆除するためにトムはボーイとして雇われます。ホテルマンの帽子と名札を付けたトムとケイラが颯爽と廊下を歩くシーンでこの曲が使用されています。

『 Come & Talk To Me』 Jodeci

ロイヤル・ゲート・ホテルの個性的なベルガールのジョイ（パッシー・フェラン）に案内してもらい、ネズミのいる”小さいドア”まで案内してもらうケイラ。到着するとその小さいドアの向こうから、この音楽が漏れ聴こえてきます。

『Don't You Know』 T-Pain

かわいい猫に一目惚れしたトムは、ピアノでこの曲の弾き語りを披露します。

『Bouncy House』 Flo Rida

トムとジェリーはホテルを追い出されそうになりますが、仲良くすることができればホテルにいられるという条件を出されます。

それを証明するためトムとジェリーはニューヨーク観光をすることに。出発するシーンでこの曲が流れます。

『 Free』 Tiggs Da Author

ニューヨーク観光中のBGMとして使用されています。

サンルーフから身を乗りだし信号機に突っ込むシーン、博物館で騒ぎを起こすシーン、トムが魚を食べるシーンなど駆け足で展開されます。

『 Let's Get Married』 Jagged Edge

新婦のプリータ（パラヴィ・シャーダ）と新郎のベン（コリン・ジョスト）。
結婚式のシーンで流れる曲1。

『 Laal Laal Aag Hua』 Sukhwinder Singh

結婚式のシーンで流れる曲２。

『Something Beautiful』 Jacob Banks

クビになった元イベント・マネージャーのテレンスは、結婚式場にトムとジェリー投入。ジェリーを見つけたコックのジャッキーは怒りで大暴れ。ウェディングケーキを粉砕してしまいます。そしてジェリーを見たゾウが驚いてパニックを起こし会場は大混乱、結婚式は台無しになり、ケイラも履歴書で嘘をついていたことを詫びホテルを去る。

ケイラは雨の中をトボトボと歩き、トムは街の片隅で段ボール箱に入り震えながら雨をしのぐ。バックではこの曲が流れています。

『Showoff』 Bizkit & Butta

トムとジェリーが黒板を使って、結婚式のやり直しを提案するシーンで使用されています。

『Rocket Fuel』 DJ Shadow Feat. De La Soul

結婚式を中止して空港に向かうプリータ 。トムとジェリーは連れ戻そうと協力して、スケボーやドローンを駆使して追いかけます。なんとか成功しプリータをセントラル・パークに連れてくるところまで、この曲が長尺で使用されています。

この曲はDJ Shadow（DJシャドウ）の2019年リリース作、『Our Pathetic Age』に収録されています。本作はデ・ラ・ソウルの他にも、NAS、デイヴ・イースト、ウータン・クランのインスペクター・デック/ゴーストフェイス・キラ/レイクウォンらをヴォーカルとしてフィーチャーした作品となっています。

『Good Thing』 Earl St Clair

セントラルパークにて、手づくり感覚の結婚式を行います。なごやかな雰囲気のパーティーの様子を映しながら、BGMとしてこの曲が使用されています。

『Cut Em In』 Anderson .Paak feat. Rick Ross

⇒YouTubeで聴く

映画のラスト〜エンドロールでこの曲が使用されています。

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映画『トムとジェリー』 予告映像

映画『トムとジェリー』作品情報

■監督：ティム・ストーリー

■ 脚本 ： ケビン・コステロ

■ 原作 ： ウィリアム・ハンナ、ジョセフ・バーベラ『トムとジェリー』

■ 公開 ：2021年

■ 上映時間 ： 101分

■ 製作国 ： アメリカ

■ 出演者

クロエ・グレース・モレッツ
マイケル・ペーニャ
コリン・ジョスト
ロブ・ディレイニー
ケン・チョン