1984年公開、映画『風の谷のナウシカ』のサントラ、挿入歌、テーマソングを紹介
宮崎 駿が原作・脚本・監督を担当した長編アニメーション映画『風の谷のナウシカ』は、1984年3月11日に東映系で公開れました。
スタジオジブリ設立は本作公開後であり、制作会社は株式会社トップクラフトです。1985年、スタジオジブリに改組される形で株式会社トップクラフトは発展的に解散することになります。しかし金曜ロードショーの放送時には、スタジオジブリ作品のテレビ放送時に挿入されるトトロが挿入されているブルースクリーンから始まることや、ジブリのコレクション作品にも収録されていることから、世間一般では「スタジオジブリ作品」という認識となっています。
『風の谷のナウシカ』サウンドトラック
挿入歌 「ナウシカ・レクイエム」
サントラ収録曲の中でも人気が高いのが「ラン、ランララ、ランランラン」で有名な「ナウシカ・レクイエム」ではないでしょうか。
この曲を唄っているは、本作の音楽を担当した久石譲の娘・麻衣です。久石譲は曲のイメージを宮崎監督に伝えるために、当時4歳の自分の娘に仮歌を唄わせたものを用意しました。それを聴いた宮崎監督は大絶賛し、久石譲の娘・麻衣の歌唱を採用することが決まったそうです。
シンボルテーマソング「風の谷のナウシカ」 安田成美
シンボルテーマソング『風の谷のナウシカ』は安田成美のデビューシングルにあたります。作詞・作曲 を松本隆/細野晴臣。はっぴいえんどから活動を共にする名コンビが担当しています。
当初は主題歌として起用される予定でしたが、宮崎監督と制作の高畑勲が映画の内容と歌詞に乖離があるとして反対し、劇中歌としては使用されませんでした。